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SR500のエンジンフィンを磨いていたら、キャブレターからポタポタと燃料がオーバーフロー。原因は分かっている。ニードルバルブが劣化していてガソリンの流れをストップできない時がある。交換したいのだけどオリジナルのパーツがまだ入手できていない。

本来、エンジン停止時のガソリンは、フュ―ルコックの負圧バルブでシャットオフされるはずなのだけど、それも機能していない。仕方がないのでクリップでホースをふさいである。古いバイクに付き合うってのはこういう事と分かっているが、トラブルが数珠つなぎで困る。

 

「K&L 18-2697 フューエル ぺトコック リペアキット」の中身はこんな感じ。イーベイで45ドルくらいで手に入る。メイドインジャパンってのはやっぱりうれしい。

 

外観からみるフュ―ルコックの状態はそれほど悪くない。コックの位置表示プレートが錆びているのが気になるだけ。

 

とりあえず分解。再組み立ての際に順番を忘れないように写真を撮っておく。

 

チェックしておく点がひとつあった。コックのOリングがただの断面丸リングじゃなくて、横V字型になっている。このコックは多分前のオーナーも分解していないだろうし、これまでもこの部分から燃料が漏れたこともないので、このV字は外向きだと解釈する。

 

バルブ切りかえ面のパッキンは劣化していて一部固着している。本体そのものは問題なさそう。

 

タンクとり付け面はずいぶんと汚れていた。常にガソリンに接している部分でこうなので、灯油や家庭用洗剤では除去するのに手間取りそう。

 

というわけで今回はキャブレータークリーナーを使った。「キャブレータークリーナー」だからって、キャブだけをクリーニングするわけじゃない。頑固な汚れやタールを除去するときにはこれを使っている。

右側に見える取っ手のついたザルは、これに小さなパーツ入れて容器の中に沈めるもの。でも今回は小さな容器に小分けして、歯ブラシで塗布しながら使った。

これ、匂いがすごいのでゴム手袋して扱っている。もちろん危険物扱いなので、一般家庭で使う場合は保管場所と換気に注意している。

 

負圧バルブになっているダイアフラムが二枚重ねでサンドイッチになっている。理由はよく分からないが、ダイアフラムってときどきこんな風に二枚重ねになっているものがある。

 

どうやって取り外すのか疑問を抱きつつ、「こうするしかないよな」と一部たたんで外した。新品に取り替えるときはこの逆でやってみたが特に問題はなさそう。

 

うす茶色のフィルター部も外したかったが、根元の部分でリベットのようにカシメられているのであきらめる。他のSRオーナーのブログを見るとフィルターも外していたりするので、年式によっては分解が可能かもしれない。

 

オーバーホールと組み立て完了。こっちは裏側。

 

キャブレータークリーナーは自分で整備する人にはおすすめのアイテム。大きな缶入りじゃなくてもスプレータイプがあるととっても便利。フューエルコックならプラスドライバーだけでできる作業なので、日曜メンテでクリアだ。

さて、サビついていた鉄製の表示プレートは、サビ除去剤をつかってピカピカにもどした。でも再メッキしているわけでもないので、しばらくするとまたサビるだろう。

メンテなら少しくらいのサビって放置しておけばいい。

でもきちんとレストアしたいという人もいると思う。錆びたボルトやナットも新車のような輝きに戻したい。これはずっと私の課題にもなっていて、もちろんもう一度メッキすればいい話ではある。でもたとえ少量のパーツけっこうな料金になる。

家庭用のメッキキットも検討してみた。メッキペンなんてのもあった。でもどうしてもあの特殊溶剤を使うのに抵抗がある。

というわけで次回は、この錆を除去したあとのメッキについて実験のような事をやってみたい。

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