ときめきホンダレブル250(海外仕様は300)


SR500のセンタースタンド取り付けボルトは少し特殊なので、イーベイでは見つけることができなかった。仕方がないので近くにあるヤマハショップへ出かけてきた。

バイクショップには独特のにおいがあって、それは日本もアメリカも同じである。店のドアを開けて少し立ち止まり、思いっきり息を吸い込む。よく分からないがなんか落ち着く。

とりあえずパーツの注文を済ませて店内をひとまわり。

相変わらずオフロードとスポーツバイクが多いなと帰ろうとしたとき、見なれないバイクが並んでいるのに気がついた。ホンダのコーナーだ。

「ドキン」

バイクを見てときめくなんて高校生のとき以来だ。まるで手招きされるように歩みよる。

 

なんてこった!

スリムでありながらこんなにもメリハリのあるスタイルって市販車に許されていいものだろうか。シンプルな丸メーターとタンクからシートそしてリアフェンダーに流れるラインが美しい。セミフラットなメタリックグレーも泣かせてくれる。

これをデザインした設計者はいますぐオフ会を開いてほしい。みんなで胴上げしてやる。

 

マフラーがデカイ、でかすぎて思わず抱きつきたくなる。

 

水冷のシングルエンジンって、なんて潔いのだろう。

 

ホンダのホームページで見たことはあったけれど、そのときはなんとも思わなかった。変なバイクだなとスルーしていて、これがそのときのバイクだと分かるまでしばらく時間がかかった。

 

聞けばこのエンジン、スポーツバイクのエンジンを使っているらしい。バイク乗りって基本マルチが好きな人が多いと思う。だから単気筒エンジンってちょっとバカにされる事もあるけれど、バイクのエンジンビートを体感できるのは、やっぱりシングルエンジンしかない。レブル500がツインってのが残念、ここまできてなんでシングルにしなかった。

初代レブルはどちからと言うとツインのおっさんバイクだったと思う。ハーレーのようなアメリカンスタイルを小型にして、雰囲気を楽しむ感じだった。でもこれはアメリカンでもない。チョッパーでもない。ボバースタイルに近いけれど、ダークなイメージがまったく感じられない。

もし今、ネットやカタログでバイク選びしている人は、ぜひバイクショップに出かけてみよう。

新型レブルは写真や動画では伝わらない独特な雰囲気をもったバイクだ。近くで見て、触ってみて、跨ってみて、できればエンジンかけてもらうといい、きっとひとめボレだから。

これ、決しておっさんバイクじゃないね。

おっさんも好きだけど、免許取り立てのライダーにもいいと思う。シングルで言えばSR400は女性ライダーにおすすめだけど、取りまわしとキックが苦手な人には、これがピッタリだと思う。セルスタートだし足つき性も抜群だった。

そうそう「ドキンッ」ってきた理由は、このバイクが旅に出たくなるようなバイクだったからだろう。

オプションの荷台をつけて、その上に大きなダッフルバックをくくりつけたら、もう旅人ライダー。そんなバイク。街中ではまだ見かけないけれど、ちょっとしたブームになりそうな予感がする。

来週になれば注文したパーツを受け取りにいくのでまた会える。まるで片思いの高校生である。

 

【おまけ】このイメージビデオがいい感じ。このバイク、ジェットヘルがよく似合うね。

 

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