【1980年式北米ヤマハSR500】不調のノーマルVMキャブレターを調整と言うか元の設定に戻したらアイドリングが安定したって話
フューエル・レベルゲージを自作している。
これが特殊工具の部類に入るのか知らないが近くのオートショップで見たことはないし、そんな面倒なものでもなさそうだし、そもそも三年に一度使うかどうかだと思うので、買わずに作ってみた。
材料としては金魚の水槽からエアーホースを拝借、黒いツマミみたいなのはプリンターインクの補充キットについていた何かのパーツ。
インクキットのパーツはうまい具合に真ん中に穴が開いている。ガソリンを通すので念のため溶けないか確認しておく。
その両端をカットしたら直径6ミリくらいのパイプになる。つまりそういうものがほしかっただけ。
インクキットのパイプ先端には、M6ファインピッチのネジが切ってある。後は適当な長さに切ったホースを突っ込んで出来上がり。家の中にあった材料を使っただけなので費用はゼロ円。
その手製レベルゲージをキャブレタータンクのドレイン排出口に取り付ける。
あとはキャブレターを水平にしてガソリンを自然落下で流す。このホース内のガソリン液面がキャブレタータンク内部の液面ってことになる。簡単な基礎工事をする際に水平を出す方法と同じ。
その際の液面の位置は、タンクの合わせ面から下に4.5ミリ。この場合は4ミリで規定数値内なので特に何もしなかった。
キャブレターの調整と言っても・・・
もしかしたら、キャブレターの調整方法を検索してこの記事にたどりついてしまうかもしれないので先に説明しておくと、調整と言うよりのSR500の資料を調べてそれに戻しただけのこと。
前回の記事でエンジンが回るようになったが、アイドリングが安定せず、アクセルを開くとエンジンが止まってしまう事がときどき発生した。
キャブをオーバーホールした際にニードルバルブを取り替えたのだけれど、純正のパーツが手に入らず程度のよい中古を取り付けた。そのためキャブ内部のガソリン液面が正しい高さになっているかどうしても確認しておきたかった。
結果、ガソリンの液面に問題はなかったので、他にできる事と言ったらパイロットスクリューの調整しかない。これはキャブを分解するときに戻し2回転をメモしていたので、それが適正なのだろうと解釈していた。
しかし本来の戻し数がいくらなのか調べたら3.5回転となっている。
マフラーは基本的にノーマルになった訳だし、パイロットスクリューの戻しを3.5回転にしたら、アイドリングは安定した。という訳でもっと複雑な作業になるかと心配していたが、なんのことはない基本に戻るだけのことだった。