日本から薩摩本節
鰹節が小さくなったので新しいのをおろしました。うちでは化学調味料も使いますが古典的なだし汁もつくります。削り始めはクセがあるので、小さい方を小刀で削りながら新しい方も使って調整するようにしています。
この鰹節削りは子供の頃からなぜが私の仕事だったのですが、いざ自分の子供にさせるとなるとかなり躊躇します。今にして思うとむき出しの刃は危険度の高い仕事で、そのうち決心がついたらやらせてみようと思います。
鰹節はなぜかアメリカでは手に入れる事ができません。(削りパックはありますけど)仕方がないのでこれは築地の伏高というところから通販で買って、わざわざ持ちっ帰ってきます。
そもそもなぜこの鰹節にこだわるかというと、やはり子供の頃の記憶だと思います。匂いと記憶は、一緒にブレンドされて頭の中に残されると聞いた事があります。それで日本を離れても、この鰹節が遠い記憶を引き出しているでしょう。