とっても軽いアメリカンなマカロニチーズ
アメリカに住み始めた頃は、荒野の外れにあるような街に住んでいたので日本食なんてまず手に入らなかった。仕方がないのでアメリカ人の食べる食材を使うしかなく、色々な食品に挑戦していたのを懐かしく思い出す。
それらは見た目より意外とおいしかったり、あるいは食後に気分が悪くなって、こんなの二度と買うもんかと憤慨した事もあった。でも今では近くにニジヤやミツワなどの日系スーパーがあるので食材に困ることはなくなった。
最近ブログネタに変なカップ麺を買って食べたりしている。しかしこれがネタどころか自分自身が楽しんでしまっているのに気が付き、今回からシリーズ化することにした。作って食べて、旨いって感じたり、あるいは怒ったり、私自身の率直な感想を綴っていきたい。
第一回目は、アメリカのモースト、フェイマス、ポピュラーな「マカロニチーズ」
アメリカでは妊婦さんに勧める食品として、ピーナツバターとマカロニチーズがある。高タンパクでカロリーが高いのがその理由なのだけど、子供から大人まで親しまれる料理である。
今回買ってきたのはインスタント系のマカロニチーズ。
料理が得意ではない私でも、鍋一つでできるアイテムである。パッケージには「本物のチェダーチーズで作られている」と書いてあるのけれど、この中にチーズが入っているとは思えないほど軽い、軽すぎる。そして怪しい。
ちなみにお値段は58セントで、ほぼ即席ラーメンと同じ価格に不安がつのる。
パッケージを開けたとたんにテンションが下がる。
マカロニは予想した通りだけど、しかしチーズが入っていない。「チーズはどこだ」ハイジがおじいさんと一緒に食べていたとろけるチーズは何処にあるんだ!
鍋でマカロニをゆでた後にミルクとマーガリンを少し足して、さっきの白い袋に入った粉を入れる。この粉が妙に蛍光色的なんだけど、これがつまり本物のチェダーチーズなのだろう。
「大丈夫かこれ?」
鍋の中でかき混ぜていくとマカロニがオレンジ色に変色していく。確かにチーズの匂いはするけれど、妙に粉っぽい。それになんとなくムラが出来たりして違和感と警戒感がマックス!
で、しばらくするとこーんな感じで不自然なトロミが出くる。
でもチーズが絡まっているって感じではなくて、なんと言うかマカロニがオレンジに染まって、チーズ味になっただけ。味は意外にも淡白で日本人的にはそれほど悪くはない。
でもしばらくして冷めてしまうとパサパサになって、チーズの痕跡は全く無くなった。
グレートバリュー・マカロニ&チーズの評価(独断判定)
- おいしさ度 :★★☆☆☆ 淡白、もう少しコッテリ感があってもいい。
- 完食満足度 :★★★☆☆ 一人分の量としてはまあまあ。
- お買い得度 :★☆☆☆☆ 安いと言うことだけで★一つ
- 直感健康度 :☆☆☆☆☆ 妊婦さんにも子供にも食べてほしくない!
- リピート度 :☆☆☆☆☆ あり得ないよ!