玄米(女子ーズ)の侵略
ある日の夕飯、白いゴハンの中にぷつぷつとヘンな物体が入っていた。
妻に尋ねると「少し玄米を入れてみたの」と言う。
しばらくするとゴハンは全体的に薄茶色になった。
妻に尋ねると「1対3で玄米を入れたの、玄米が1よ」と言う。
1週間ほどたった頃、ゴハンの茶色がさらに濃くなった。
妻に尋ねると「1対1で玄米を入れたの、健康にいいんだって」と言う。
一ヶ月後、ゴハンは完全に茶色になった。
妻に尋ねると「今日からうちは100%玄米にしたの、健康にも美容にもいいのよ」とのたまう。
(この時点で妻と娘が強力なタッグを組んでいた事に気がつくが、すでに時遅し)
正直言うと、私は玄米ゴハンが美味しいとは思わない。プチプチで乾いたような食感と、あの匂いが好きになれない。
とあるブログで玄米を24時間水に浸けてから炊くと、おいしくなると書いてあったことを思い出した。種としての玄米を少し発芽させる事で、ビタミンとうまみが増すらしい。(炊く前にもう一度きれいに洗う事がポイント)
上の写真は24時間水に浸した玄米で、少し弾力が出てきて膨らんだ状態。
炊き上がるとこんな感じ。おコメが弾けたように少し割れていて、粘り気が強くなっている。水に浸けずに炊いた玄米でおにぎりは出来ないが、これなら普通に握れる。
お味の方は、ぜーんぜん変わってなくて匂いもおんなじ。なので「玄米炊き方研究」はこれで終わり。
玄米の名誉のために少しだけ弁護すると、玄米とカレーはよく合う。それから雑炊にしたり、スープに少し入れるとプチプチ感が妙にマッチする。
ちなみ現在の我が家は、玄米派と白米派に分かれて激しく対立していて、美容と健康を盾にした女子ーズには、・・・勝てそうもない。