色々とネコのおかげなのかもしれない

ここ二・三年、暮らしの中での時間がずっと止まっている。疫病や戦争による影響は、まったく想像もできない方向に世の中を動かし、それらは個人でどうにかできるようなものではなく、それでも不思議とこうして生きている。
しいて言えば、積極的に行動していたつもりなのに、実は大きな流れに翻弄されながら、たまたま一息つけるような場所に流れ着いているだけのことなんだろう。しかしそれでも得体のしれない影が生活のところどころに現れては消えていく。
これから先どうしようかと思案する。以前のように仕事に向き合うつもりだが、どうもこれまでとは異なるまったく別の意識が働いているらしく、何から手をつければいいのかよく分からない。アメリカではこの二年間で多くの人がそれまでの職場を離れ、そしてどこかに移動していったらしい。それと似たような心理が働いているのかもしれない。
世の中の不条理な出来事のなかで、ネコとの暮らしは何も変わっていない。どこかに出かけるわけでもなく、半径10マイルの中で生活している。仕事も家も家族も失った人がいる時代にこうして帰る家があり、午後になればネコのあくびを眺めている。それはとても素晴らしいことであり、気がつくとネコに向かって「ありがとうね」と言っている。
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