プチ麻呂とお母さんネコ
ネコ小屋を作ったその日の夜、なんと母ネコが戻ってきた。
決して育児放棄していたわけではなかったのだ。でも他の四匹の子猫は一緒じゃない。あの後誰かに拾われたのか、それともはぐれてしまったのだろうか ・ ・ ・
夜が明けておっぱい飲んでいる。妻と娘は勝手に「プチ麻呂」って名前をつけた。このまま裏庭に住みついてくれと願うばかり。
こちらを警戒しながらも楽しく遊んでくれている。うーん、早合点してこの子を捕まえなくてよかった。ネコにも人権(ネコ権?)があるだろうし、 勝手に母ネコから引き離す理由もない。
私が作ったネコ小屋はなぜか移動してて、毛布代わりのTシャツは放り出されていた。「ネコさん、ごめんなさい」どうやら余計なお世話だったらしい。
後で分かったのだけれど、軟禁するための塀とブロックは、実は何の効果もなくて、子猫と言えども軽くブロックを飛び越える事ができる。
つまり何が言いたいかと言うと、プチ麻呂は自分の意思で裏庭にとどまっていたとしか思えない。あるいは母ネコの言いつけを守っていたのだろうか。動画には留守番の様子と母ネコに甘える様子が写っている。
母ネコは昼間はどこかに姿を消していて、もしかしたら他の四匹の所に行っているのかもしれない。
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そしてある日の午後、妻と娘が外出から帰ってきたとき、母ネコとプチ麻呂は振り返ることもなく、走り去って行ったそう。それ以来母ネコと五匹の子猫を見ることはない。
でもときどきは捜索隊を出して近所を廻っている。ネコ小屋は屋根をつけてそのままにしてある。
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