ベトナムカップ麺フォーで味覚が混乱!
近所のスーパーでベトナム料理のカップ麺「フォー・ガー」チキン風味を見つけた。
ずっと前に、ベトナム語の聞こえてくる店で、このようなものを食べたような気がするが、どんなものだったかあまり覚えていない。
まずかったわけではないと思うので、とりあえず食べてみようと思う。
プロダクト・オブ・ベトナムと書いてあるので現地生産したものを輸入しているのだろう。一個50セントだ。カップヌードルが25セントから35セントで買えるので高級料理と言える。作り方はお湯を注いで4分で出来上がりと書いてある。
中身は、米粉麺とネギの入ったカヤク、粉スープ、そして調味油の4点。調味油の中には香辛料のようなものが見える。
カップにカヤクを入れてお湯を注ぐ。
四分経過!
粉スープと調味オイルを入れてできあがり。半透明の麺と薄い色のスープがなんともたよりない。それでも日本料理にはないエギゾチックな香りに包まれてしばしうっとり。とりあえずネギくらいはのせたりする。
なんか箸で持ち上げただけで麺がくずれる。
スープを一口飲んで思い出した。そうそう、あっさり系のスープに漢方薬のような香りのする料理だった。あのときはこの上に香りの強い野菜がのせられて、気分的にはリフレッシュするけれど、食事した満足感がなかった。だから覚えていなかったのだろう。
それにしてもこの麺が柔らかすぎる。麺に対してコシの強さを求める日本人としては納得がいかない。せめてお湯を入れて2分30秒以内に食べはじめるべきだった。
このカップ麺をどう評価していいのか分からない。スープの味を○○系と表現することができない。麺は柔らかすぎるが伸びた麺とも異なる。ラーメンを食べたときに感じるまったり感のようなものがないのに、なぜかこの香りにひかれる。それに食べているうちに雑炊のようになってくる麺に頭がぼんやりしてきて、もうこれでもいいやと納得している自分がおかしい。
インスタントだからホンモノのフォーがこれとは別物だと理解している。そもそも本国のベトナム人は、インスタントフォーを食べているのか、食べているならこのカップ麺をどうやって食べているのだろう。
という訳でこのカップ麺は味覚が混乱してとっても悩ましい。
ついでにあの世界最強の民族衣装といえるアオザイも悩ましい。シースルーでありながら体のラインが見えるようで見えなくて、白くぼんやりとベールに包まれているのに、風になびくスリットがあるなんて反則行為といってもいい。
いつかベトナムを旅してみたいと思う。
ベトナムカップ麺フォー・ガーの評価(独断判定)
【おいしさ度】 ★★★★★ 美味しいわけでもなく、まずいわけでもなく、あえて言えば香りが美味しい。
【完食満足度】 ★☆☆☆☆ あっさりしすぎてそのままでは物足りない。
【お買い得度】 ★★★★★ ベトナムから輸入品して一個50セントなら不満はない。
【直感健康度】 ★☆☆☆☆ ハーブ効果は未知の世界ね。
【リピート度】 ★★★★★ 買い置きしておいて春雨スープの感覚で!