自分の中で日本人が消える瞬間

とある日本語の話せるアメリカの人類学者が

「私は日本語を話すたびに、こんなにも礼儀正しい人間になれるものかと、私自信が驚いてしまう。私は英語を話すときに一度もそういう事を感じたことがない」

とおっしゃったそうです。
その学者さんの事はよく知らないし、どの程度の日本語を話すのか私は分りません。

私は、はっきり言うと英語が苦手でヘタクソだという事を自覚しているのだけど、それでも普段の生活の中で自分の意思を伝えないといけない時があったりするわけで・・・・

そういう時に、必要以上に自分を大きく見せようとしていたり、何らかの成果を得ようとしてたり、あるいは冷たいことも平気で言ってたりすることが確かにある。

あとで、あんな風に言わなくても良かったのにとちょと凹んだりする。相手に対してもどうしてああも感情的で、他者を叩きのめすことが平気なのだろうかと考え込む。

震災以降からだろうか、私が日本人であると分ったとたんに、緊張感を和らげてくれる場面に会う事がある。(もちろん日本人と言うだけであからさまに嫌う人間もいるけどね)

必ずしも言語の違いで、コミュニケーションの方法が変わるものだとは思わないけれど、いつも日本人でありたいと思っている。

Little Tokyo, Gold Grampus and Bon Festival Lantern

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