ネコのKOKORO床にゴロンで消極的にアピール
たとえば台所でカツオ節を袋から取り出していたり、たとえばキャットフードを袋からタッパーに小分けしていたりすると、いつの間にかKOKOROがやってきて、ゴロンと床の上に寝そべる。それはあたかも通りすがりの猫が、たまたまそこに居合わせて、ついでに背伸びかヨガでもやってみたといった風にも見える。
横目でこちらの行動を確認しながら、もしアピールの度合いが低いと判断した場合は、不必要に背伸びをしたり横回りをしたりして下心が丸見えである。もちろん無視したりはしない。ちゃんと撫でてあげて「ゴハンはまだだよ」と伝える。
しばらくするとあきらめたのかスーパーモデルのようなツンとした歩き方(それがキャットウォーク)で去っていく。猫は時に媚びるがなびかない。扱いの難しい動物だといつも思う。
それにしてもポテトチップの袋も、モヤシの袋も、パン粉の袋も、同じクシャクシャという音なのにそれには反応しない。もし聞き分けているのなら、抜け目のない奴だといつも関心している。