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実は「ワンゲルカレー」というものが実際にあるのかどうか分からない。

思いつきでタイトルにしたのでグーグルを検索してみると、ヒットしたのは早稲田大学ワンダーフォーゲル部の一件だけだった。その中にレシピの紹介はあるがどこにでもあるカレーである。

私が九州でワンダーフォーゲル部にいた頃も、部員同士で「ワンゲルカレー」と呼んでいた記憶はない。山に登るときの食料計画とメニューには「カレー」と書かれていただけだった。

大切なポイントは、とにかく短時間で簡単にできる「共働きファミリーにおすすめ」のカレーである。特に普段料理なんてしない男性側に提案したい。「ワンゲルカレー」の定義が何で、「改」とまで表記した説明は最後の方でまとめたい。

材料は上の画像にあるのがすべてで、これで大人4~5人分くらいになる。

セロリは意外とカレー風味に合うのでいつも入れてる。カレールーはジャワカレー半分だけで、そのかわりにスープベースとしてキューブタイプのコンソメを二個使うのだけれど、今回は切らしていたので粉末タイプのチキンブイヨンを使っている。コンソメを入れるだけでジャワカレーはさらにパワーアップする。

 

牛肉は普通のカレーやシチュー用の肉を使う。肉はどちらかというと脇役なので150gくらい。それを短冊状にカットする。

 

中くらいの鍋でいきなり牛肉を炒め始める。(玉ねぎのみじん切りを炒めるとかはパス)

 

肉を炒めながらニンジンを厚さ5ミリくらいにカットする。

 

引き続き肉を炒めながらジャガイモを厚さ5ミリくらいカットする。

 

牛肉をこげつかさないように気をつけながら、玉ねぎを小指の先くらいにカットする。

 

牛肉の方はそろそろこんがり焼けてくるころだと思う。

セロリはあくまでも好みだと思うが、セロリは炊き込みごはんやスープにも合うので試してみてはどうだろうか。これも厚さ5ミリくらいにカットする。

 

肉がこんがり焼けているところに野菜を入れて、ゆっくり水を足していく。いきなり水を入れると危ないから野菜が先。水の分量はひたひたよりも少なめ。

このときに水ではなくて、お湯を別に用意しておくとさらに調理時間を短縮できる。

 

スープベース(コンソメ二個)を入れる。このあとの煮込んでいる間は手があくのでサラダやスープを作ったりする。

 

15分ほど煮込んだらアクを取って、火を弱火にしてカレールーを投入する。(ワンゲル部の場合はこのルーも細かく刻む)

 

さらに五分ほど煮込んでできあがり。

タイミングとしてはニンジンに火が通っていればいつでもOK。ここまでの調理時間はゆっくりやっても45分くらい。慣れてくると30分くらいでカレーが作れる。

 

カレールーのベースより具の方が多いので、ルーは半分ではあるが水っぽいカレーになることはない。

ちなみにうちのカレーにはキャベツの千切りがそえてあるが、これはサラダじゃなくてカレーと一緒に食べる。しゃきしゃきキャベツにカレーをからめるとライスとは異なるおいしさがある。ダイエットを気にする人はご飯のかわりにキャベツだけでも違和感はないはずだ。

さて肝心の味はどうかと言えば、例えば玉ねぎをアメ色になるまでじっくり炒めるカレーとか、高級牛肉を贅沢に使ったカレーと大きな差はない。これまでにこだわりを持って色んなカレーを作ったが、手間と材料費はかならずしも味に反映はされないと私は理解している。

そもそも市販カレーの味はルーで決まるわけで、素材を替えてもルーの味の方が強いので、結局は使うカレールーで決まると言うことになる。

そしてこの場合、カレールーは絶対に「ジャワカレー」じゃないといけない。これは鉄板のルールと言える。

とろけるカレーとかバーモントカレーとか、プレミアムなんとかも試してみたが、やっぱりジャワカレーにはかなわなかった。もちろんこれは主観であるが・・・。

それで「ワンゲルカレー改」って何よ?

仕事の帰りが遅くなってしまい、妻も渋滞に巻き込まれていつもより帰りが遅くなる日があった。

さて夕食はどうしようか食材は何があったっけと冷蔵庫をのぞくと、作れそうなものはカレーぐらいしかなかった。かと言っていつものようにカレーを作り始めても時間がかかりそうで外食にでもしようかと思ったとき、山登りしていた頃のカレーを思い出した。

ぶっちゃけワンゲル部の作るカレーは手抜きカレーである。コトコト煮込んだりはしない。

山登りで縦走など長期に渡って行動するときは、ストーブの燃料はとても貴重なので効率良く調理する必要がある。だからニンジン、ジャガイモを数ミリの厚さで切れば、加熱時間は短くできる。

また食材をカットする者、鍋を保持する者、火力調整と攪拌する者など一斉に調理に取り掛かるので全体の調理時間も短くなる。自宅のキッチンでは単独作業ではあるが、狭いテントの中やシンクの無い外での調理に比べれば超らくちんである。

カレーは簡単料理のひとつではあるけれど、調理時間が長いのでつい敬遠してしまう。しかしワンゲル流で時間短縮すれば子供を抱えて帰ってきた妻に「今日はカレーだよ」とさらりと言えるわけだ。

「改」の意味は、さすがに数ミリでニンジンを切るのは面倒だったのでちょっと厚めにカット。

もともとは学生の作る料理なので牛肉は安いものを使っていて、いったいこのカレーのどこに肉があるのかと思うほど少なかったと記憶している。

つまりワンゲルカレーの主役は、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎであったわけで、それにセロリを加えて野菜の量を多くした。結果として肉少なめの家計にもやさしいカレーとなった。それが「ワンゲルカレー改」である。