カリフォルニアの沖縄そば(生麺)をリメイクして本場の沖縄そばへ変身させる方法

カリフォルニアで食べる沖縄そば

カリフォルニアで食べる沖縄そば

日系のスーパーミツワに行くと、この「沖縄そば」がセールだったので思わず5袋も買ってしまった。 この「沖縄そば」は生めんタイプの3食入りで麺、スープ、唐辛子、紅生姜がセットになっている。

地元ロスアンゼルスにあるJFCが製造販売しているが、はっきり言って美味しくない。

まず麺だが、普通のラーメン麺を太く平たくしただけ。それに沖縄風スープをつけたものでしかない。よくこれで「沖縄そば」として商品化したなと感心する。

沖縄でそばを作っている方達の名誉にかけて言いたいが、決して「沖縄そば」はこんなものではない。

パッケージの写真のように見た目は沖縄そばではあるが、食べて見るとまったくの別物。だいたい普通のラーメンの麺を沖縄風に平たくしても、それは沖縄そばにはならない。 沖縄そばには特有のプリプリ、ゴニョゴニョ感があるけれど、この麺にはそれが皆無。

おまけに一般的なラーメンに較べて麺が極太なので、説明どおりにやってもうまく茹でることができないという致命的な問題もある。

ではそんな「沖縄そば」をなぜ5袋も買ったのかと言うと、実はあることをするとびっくりするほどおいしくなる。

詳しくは「胃袋で感じた沖縄、さとなお氏著」に記述されているが、沖縄そばは茹でた後にサラダ油をまぶしてしばらく寝かすことが重要なのだそう。

もともとラーメンも沖縄そばも麺の材料としては同じである。両者の違いは最後の麺の扱いで、その寝かす作業を加えるだけでほぼ沖縄そばに近い状態になる。

試行錯誤した結果、麺は7分目くらいに硬めに茹で、すぐに湯から引き揚げる。そして一食あたり大さじ一杯分のサラダ油をまぶし、3時間ほど寝かすだけ。

これで食べる直前にさっと湯通しすると絶妙なコシが生まれる。もちろんプリプリ、ゴニョゴニョ感もしっかり再現される。 粉スープはお湯に溶かさずに、ひと手間かけてカツオ節で作っただし汁にあわせるとより深みのあるスープに生まれ変わる。

これで100%とは言えないが85%くらいは、本場の沖縄そばに近づく。そんなわけで作り始めて3時間後に食べるこの「沖縄そば」は、我が家の定番メニューになっている。

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