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ウォルマートにバターを買いに出かけた。

うちではトーストやホットケーキにはマーガリンを使うので、バターはときどき料理に使うくらい。普通に売っているアメリカのバターは量が多いのでどうしようかと迷っていたら、ちょうど手ごろな大きさのがあった。

「アイリッシュバター?」

知らん。アイルランド製とか書いてある。輸入品で3ドルくらいならそんなに高くない。冷蔵ショーケースの前に突っ立って検索してみると、牧草だけで飼育されるアイルランド原産の黒牛から作られる発酵バターとある。

「発酵バターって何よ?」

ますます分からん。変なものを買って妻に叱られると困るので検索を続ける。しかるに乳酸菌を生クリームに添加、もしくはバターに直接乳酸菌を練りこんで発酵させるバターとある。

うーん、つまり「アルプスの少女ハイジ」のアルムじいさんが作るバターのようなものだろうか。いやアルムじいさんはバターじゃなくてチーズだっけ。それにアイルランドはスイスじゃないし、まあいい。

 

製法はともかく、バターであることに間違いはないので買ってきた。

それにしてもなんて無防備な包装だろうか。ただ紙で包まれているだけだ。箱に入っていたわけでもなく、シールで封印されているわけでもない。いまどきこんなんで大丈夫だろうか。

 

色合いが普通のバターよりちょい濃い目。ケーキやパン屋のプロご用達バターかもしれないと勝手に盛りあがる。

 

さっそくトーストにのせて試食してみる。クリーミーではあるが風味としては無垢な感じで、アメリカの一般的なバターに比べるとすっきりしている。

 

ホットケーキにものせてみた。やっぱりつかみどころがない。職人さんの濃厚バターを期待していたが、それとは別物らしい。これなら雪印の北海道バターの方がコクがあっておいしい。

 

ちなみに、うちでいつも使っているのはオリーブオイルから作られたマーガリン。

容器に「これがバターじゃないなんて信じられない」と書いてあるとおり、バターっぽいマーガリンだがハチミツともよくあうしパンにも塗りやすい。脂肪のとりすぎやダイエットを気にするならこっちの方がいい。

でもこのマーガリン、料理に使うとサラダオイルに変化しちゃってバターの風味なんて一切なくなってしまう。

 

もしかしたらそんなバターもどきに慣れてしまって、バター本来の風味が分からなくなっているかもしれない。いや待て、欧米人がお米や豆腐の違いが分からないように、日本人ってのはバターの風味を見分けるのが難しいのかもしれない。

そんなことを考えていたら、そうだ子供の頃の「バターライス」を忘れていたと立ち上がる。さっそく熱いご飯にバターをのせて溶けるのをじっと待つ。そして醤油をすこーしだけたらす。

 

スプーンを口元まで運んで、息を吸い込んだとたん「えっ」となる。

なんて爽やかで豊かな香りだろう。これぞバターとアツアツご飯の奏でる極上のひととき。試食じゃ物足りなくてどんぶり一杯分食べてしまった。アメリカの普通のバターだとだんだんと気分が悪くなるが、これは軽くいけた。

これなら和食に使える。きっとシャケとキノコのバター焼きに合うだろう。バターコーヒーにもあうらしいので挑戦してみたい。楽しみだ。

【ケリーゴールド】アイリッシュバターの評価(独断判定)

【おいしさ度】 ★★★★★ 頼りなさそうだけど縁の下の力持ちのようなバター

【完食満足度】 ★★★★☆ バターライスに合うが食べ過ぎに注意!

【お買い得度】 ★★★★★ アイルランドからの輸入品ではあるが割安感あり。

【直感健康度】 ★★★☆☆ 食材にあわせてマーガリンとバターを使い分ければOK

【リピート度】 ★★★★★ 我が家はこの先はずっとこのバターだ。