「パッケージに騙されるな」 日本のうどんじゃなかったカツオ節うどん!
南カリフォルニアにある日系人のスーパーのマルカイマーケットは、東京セントラルという店に変わった。オーナーが変わったのか単なるリニューアルなのかは分からないが、店内はずいぶんとおしゃれになった。
今回そこで買ってきたのがこのうどん、大きめのカップはずっしりと重く、お値段も重そうなんだけど、なんとこのサイズで1.58ドルだった。
生めんなのでカップめんとは作り方がちょっと違う。お湯を入れてさらに電子レンジで3分加熱する必要がある。生めんをふやかす必要はないので、たぶん麺に熱を奪い取られるので、その分を勘定して電子レンジで追加過熱するのだと思う。もしキャンプやビーチで食べるのならお湯だけでもイケそうな感じだ!
中をあけてみるとなぜかハングルの表示がある。うーん、そういえばどこのメーカーなのかよく分からない。カップを良く見ると確かにプロダクツ オブ コリアと書いてある。ちょっと騙された気分になった。たぶん韓国メーカーがアメリカ市場向けに作った日本風商品なのだろう。東京セントラルで売っていたって事は日本人も納得できる旨さだと期待したい。
カツオ節の袋を開封する。食べてみるとかつおの匂いも旨みも無かった。食欲のテンションが下がる。
こっちは具の方、天かすやら乾燥ネギやらが入っていて、かまぼこもちらほら見える。意外とイケるかもしれない。
生めんをカップに入れる。色、つや、弾力ともにグッド!
お湯と液体スープの素をいれる。色が濃い。かつおダシと期待していたけど、醤油系のようだ。匂いは?そんなに悪くない。
カツオ節と具材をいれる。ねぎも忘れずに入れた。まずはスープから飲んでみる。 「ズズー」 んっ、なんだこりゃ? 「ズズズー」 えっと、醤油系でもなくカツオダシでもない。これは日本食なのか? 「ズズーズズー」 うーん、酸味があって、少し辛味が残る。こりゃうどんのツユじゃねーよ!
まーいいさ、不味いってわけでもないし、次に麺を食べてみる。 「おー!」ツルツルでコシがしっかりしている。日本のうどんとほとんど変わらない。歯ごたえも心地よい弾力があって、プツンと切れる。インスタント系とは思えない仕上がり。
天カスをつまんでみる。ちょっと油くさい。
かまぼこを見つけた。直径10.5ミリだ。小さすぎて味が分からない。
あらためてパッケージを見る。えっと、うどんにニンジンとかパセリ入れるかな?
しかしこのパッケージからはなぜか日本のうどんをイメージ(勘違い)してしまう。それに「かつおの旨み」って書いてあるけど、かつお味ではなかった。鰹のイラストもどっかで見たような気がする。それにしてもこれどこのメーカーなん?
▼製造元不明のうどんヌードル評価(独断判定)
- 【おいしさ度】 ★★☆☆☆ すばらしい麺の仕上がりに対して、ツユがかつお風味でもなく怪しい味だった。
- 【完食満足度】 ★★☆☆☆ 大きなカップなのに中身は半分より少し上くらい。別の意味で上げ底!
- 【お買い得度】 ★★★☆☆ 1.58ドルはお買い得感があるが、売れ残りセールだったような気がする。
- 【直感健康度】 ★☆☆☆☆ 製造元が分からないので信用できない!
- 【リピート度】 ☆☆☆☆☆ この商品は買わない。でも麺はよかったので新作に期待したい。