サンダーボルトP-47翼端部の製作
オリジナルの図面より縮尺を1/1に戻して、指定された翼型のパターンから木型をおこし、油圧プレスにて絞り加工、曲げ加工、そして指定された精度にハンドツールを使って調整。
アルミ材7075-0による成型の後、熱処理を行いひずみを取り除いて規定の精度に調整する。その他のパーツはヨーダーもしくはイングリッシュウィールにより三次曲面を仕上げる。取り付け角度とねじれを確認したのちリベットで接合して完成。
P-39 エアラコブラのキャノン砲クーリングユニットの製作
図面よりアルミ板に転写して立体化したのちにクラフト用粘土を使って仮のモールドを作成。それから工業用レジンでメスとオス型のプレス用型を作る。
アルミの板材を油圧プレスにかけて絞り成型、その他のダクト部も木型をおこして左右対称で作り、中心部をTIG溶接にて接合して完成。
P-39 エアラコブラのインテーク部製作
比較的大きなパーツの場合は、油圧プレスが使えないため作業全般を手作業にて成型。
ヨーダーを使い表面をならし仮組みし、内部にある既存パーツとのフィッティングを確認したのちリベットで接合して完成。
アルミフレーム、木製ウィングの修復、古い機体の布はりなど復元作業全体
第二次大戦前の機体など、腐食やサビなどによって強度に問題のあるパーツは撤去して新規作成。補修可能な部分は作業標準にそって修理を行なう。布羽のように布で仕上げる場合は、現行の基準にあった素材を使用。
木製の主翼などは基本的に図面から新規作成となり、のこぎり、ノミ、かんなのような古典的な道具を使っての作業。