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私は二年ほどマクドナルドで働いていた事がある。今考えれば他のアルバイトに較べて時給は低かったと思う。はた目からみると楽しそうに見えても厨房の中での仕事は細かな決まりごとが幾つもあって、真夏のグリルやフライヤーの前での調理は大変な作業だったのを覚えている。

外資系らしく仕事の内容はきちんとマニュアル化されていて、アルバイトと言えども目標が設定されていた。仕事を覚えてその目標をクリアするたびに、時給も少しづつだが上げてくれた。だから給料が幾らもらえるかだけではなく、目標をクリアする喜びみたいのものがあった。

きっと労働者を効率良く働かせるには合理的でアメリカの企業らしい方法なのだろう。だからと言って何か非難するつもりはない。なぜなら私はずいぶんと誇りを持ってそのアルバイトに取り組んでいたからだ。

毎月もらう給料袋には「あなたのマクドナルドでの経験が将来の糧となりますように」みたいな事が書かれていて、その文章を読むたびにまた頑張ろうという気になった。

マクドナルドで働くアルバイト従業員はクルー(船の乗組員)と呼ばれている。比較的若い人たちが集まり、年齢は違ってもすぐに友達になれた。休息室にはクルーノートが置かれていて、クルーの誰もが色々な思いや出来事、ちょっとしたイラストなんかを綴っていた。ただのアルバイトなのに不思議と仲間意識があったりして、店が終ってからも街に繰り出したり、明け方近くまでドライブに出かけたりした。それはとても楽しい思い出として今も残っている。

その頃、マクドナルドのメニューの端っこのところには「スマイルゼロ円」と書かれていて、笑顔で接客していることをアピールしていた。商売の基本と言えば基本だけど、普段から人見知りする私はレジで無理しながら笑顔を作っていたと思う。

で、タイトルにある(過去最大の赤字をかかえる)マクドナルド社長のカサノバさんなんだけど、この人はいつも不機嫌そう。感情表現がヘタなだけかもしれないけど、店舗で働くクルーは笑顔で頑張っていると思う。まずは社長さんから笑顔、統括マネージャーも笑顔、そしてクルーもお客さんも笑顔。まさか偉くなるとタダじゃあ笑ってもくれないのか?

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Carl’s jr super star 5 dollar combo

先日、出かけた先で身動き取れなくなって、仕方なく近くにあるカールスジュニアへ行った。店の前のポスターで思わず固まる。カールスジュニアにはこの店のメインキャストとも言えるフェイマススターと言うのがあって、そのコンボは日本人的にはそれだけでお腹いっぱいになる。

このスーパースターはその上を行くミートがダブル、バンズも大きめ。そしてポテトとドリンクが付いたコンボが五ドルだよ、五ドル。普段は7ドルちょっと。日本は今のところ円安だけど感覚的には五百円と言ってもいい。ちなみにドリンクは飲み放題なんで、これで腹いっぱいにならない人なんていないと思う。

しかしこの手の広告にはよく騙される。実際にはお肉は薄くてパサパサ、野菜はふにゃふにゃでバンズはスカスカってやつ。それに五ドルって言っても何か他にサイドを頼まないといけないかもしれない。

で、恐るおそる注文してみた。・・・確かに5ドルだった。ちなみにアメリカのマックもカールスジュニアの従業員も笑顔で接客なんてしない。つまりカサノバ風なんだな。メニューのどっかに「スマイルはチップ10ドル」って書いてあるはずだ。

 

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スーパースターが来たー!

冷静にこれってポスター以上だよね。まずその大きさなんだけど「お前はソフトボールか」って思わず叫びたくなる。さらにずっしり感がハンパじゃない。頭の中で「俺ギブアップ」

もう格闘しながら食べた。フェイマススターよりうまい。ミートは香ばしくてジューシー、野菜はシャキシャキでバンズは適度な弾力と密度があり肉に負けていない。途中で忘れていたフライドポテトを食べて意識が朦朧。(もう許して)

どうにか完食。食べた後に妙な罪悪感。明らかに食べ過ぎだしカロリーも超過。大好きなコーラもお代わりしてお持ち帰り。で糖分も取りすぎた。妻に知られたら30分くらい叱られるかもしれない。

それにしても期間限定とはいえカールスジュニアはすごい。

でもマクドナルドにはこれに対抗してほしくはない。マックはマックなりのやり方があると思う。日本のマックもアメリカのマックも、出かけるときはなぜかうれしい気分になったもんだった。その理由がなんなのか良く分からない。たぶん今のマクドナルドは何か忘れてしまっていると思う。

私はマクドナルドには頑張ってほしいと願っている。何しろ今でも私は台所に立つとクレンリネスを実行しながら料理している。アルバイトと言えども少なからず経験は糧となっているのだから。

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